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トラクターこわい


4月〜5月は農作業に従事しておりました。
今年はトラクターの運転を習って(ぶっつけ本番だったけど)はじめて田んぼの耕耘。

まず田起こし。これは冬の間、水を抜いた田んぼの土を掘り起こす作業。
次は荒かき。田起こし後に水を入れた田んぼをもう一度掘り起こします。
最後は代かき。さらに掘り起こすと共に泥の高さを均一にする整地作業です。 
田植えに至るまで全ての田んぼにこれだけの作業工程があるので、かなり大変です。
代かきがなかなか難しい…水から泥が出てしまうと雑草は生えやすくなるし、稲の成長速度も他と変わってしまうので、納得いくまで何度も代かきを繰り返すことになります…。

さて、トラクター。かなり異質な操縦特性です。
後部に耕耘器具をつり下げているので後部が異常に重く、斜面を登ると簡単にウィリーしてしまいます。耕耘機がつっかえ棒になってバックドロップすることはほぼ無いのですが…。
一度かなり盛大にやってしまい、バイクの癖で慌ててフロントに身体を被せた所、着地の衝撃でハンドルが胸に当たって痛かった…。
またバックドロップはないものの、ウィリー中に後輪の片側がスリップすると一気に方向が変わり、転覆する可能性があります(師事していたベテランの伯父さんですらやりそうになった)

一番危なかったのは脱輪。
田んぼから上がって道路に復帰した所、ハンドルを戻すのが遅れて道路脇に脱輪してしまいました。
トラクターは前輪が小さくて途中から急に切れ込んで曲がる特性がある上に、車のように勝手にステアリングが戻る力がかなり弱いので慣れないと危険なのです。
脱輪先は斜度45度以上の急斜面。復帰しようとタイヤを駆動すると斜面が崩れて転落するのは知っていたので、落ちた瞬間にもうダメだと、反対側に飛び出す準備はしていました。
幸いにもそれ以上傾かなかったので、エンジンを止めて、近所のトラックに牽引してもらって脱出しました。

トラクターの転覆事故は農村では毎年どこかで発生し、ウチの近所でも一人が亡くなってます。
私も危うくその死者の列に名を連ねるかも知れなかったと考えると…生きてるって素晴らしい。
ゆきのゆきかぜ | - | 19:19 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
私の祖父の実家も農林業ですが,祖父の代で廃業しました。トラクターに乗った経験は無いけど,クボ○とかヤン○ーとかイセ○とかメーカー名を聞くと農具倉庫の風景が浮かびます。最近は,キャビンがアクリルガラスで囲まれていて,エアコン標準装備,耐衝撃ロールバーなど快適な高級装備になりつつあると聞きます。ゆきの様のトラクターは,ウィリーも可能という高性能ぶりに,思わず笑顔。でも,事故には,お気をつけくださいませ。でも,トラクターって4WDじゃないの?

posted by SORANO ,2012/06/23 9:50 PM

農機具も最新のは豪華装備で値段も高級車をしのぐ物がありますねー。
稲作に関してはリターンがとにかく少ないのでコストを出来るだけ押さえるしか利益を大きくする方法がないと思われますが、皆さんいい機械を持ってますね。
兼業農家は農作業にかかる時間を出来るだけ少なくしたいので高性能な機械を使う理由もあると思いますが…見栄も多いかなと感じました。
私が師事してる農家はもう廃業寸前なので周りが驚くような古い機械ばかりですよ。
去年はコンバインのクローラー(キャタピラ)が切断寸前で、なんとかもたせるために、重戦車を操縦するのような繊細な運転が必要でした…。今年はもつのかなぁ。

トラクターは4WDでも走らせる場所がとんでもないので条件次第でスゴイ事に。

posted by ゆきのゆきかぜ ,2012/06/24 3:48 AM

まだまだ先の話だけど,退職したら,農業をしたいな。こういうご時世だから,いつ,首になるかわからないから,自分で生きていけるだけの器量は維持したいけど,食べていくことってとても基本です。むしろ,自分の食べるものを他人に任せて,それを買うだけの生活ってのが,たぶん,間違っているんだと思う。田舎では,足りない分を買うことはあっても,米とか野菜とか基本食材は,自家製が当たり前だった。だから,買うにしても売るにしても,食べる人のことをいつも家族のように考えていたもの。日本人にとって米作りは,農業でもあるけど,宗教でもあるとSORANOは考えています。つまり,農機具は,神器であると!美味しいお米を作ってくださる,神を祀る農家の方に敬礼です!ビシッ!!

posted by SORANO ,2012/06/24 9:19 AM

農村の文化は米作りと直結し宗教的側面も強いと感じます。
しかし都市部に人口が集中し、そこから都市型文化が発信され全国に浸透した結果、農村文化はすっかり衰退してしまいました。
その辺はもう復活することはないし、日本は新しい文化、新しい価値観の造山運動のさなかなので旧来の文化が民俗博物館の中にしか残らなくなるのも仕方ないかも知れません。

そしてTPP。
農産物輸入自由化は稲作をほぼ崩壊させてしまうでしょう。
確かにTPP推進派の言うように、農業は極端な高齢化で自壊寸前ではあります。
大なり小なり農業の未来には再構成か変革が待ってるでしょうね。

posted by ゆきのゆきかぜ ,2012/06/25 12:12 PM










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